組合の存在と可能性に確信を
2025年度のはじまりにあたって
2025年度のはじめにあたり、執行部を代表
し、一言ごあいさつを申し上げます。
みなさんは、年度の初めに当たりどのように
感じていらっしゃるでしょうか。多くの先生
方が、新鮮な心持ちで新年度をスタートさせ
ていらっしゃるのではないかと思います。
また、高校・特別支援学校に通う子どもた
ちも、進級、そして新入学にと、期待と不安
を入り交じらせながらも、「今年はさらに」
「今年こそは」と気持ちを新たにしているこ
とでしょう。
いま、管理強化がすすみ、政治的中立性が強調される中、学校現場で声を上げにくい状況が作られています。しかし、昨年11月27日と今年1月15日に全教の提起で実施した「定時アクション」では、京都府高の少なくない分会で様々な工夫を凝らした取組が行われ、SNSを使って全国の職場と連帯することができました。
国会で給特法改定が山場の4月16日に3回目の「定時アクション」に
取り組みます。国会で給特法改定の動きが大詰めに入っている今、これを大きなうねりにしようではありませんか。
いま、私たち自身が組合の存在と可能性に確信を持つことが大切です。教育という仕事のすばらしさは、よりよい未来、そして自分をつくるために、子どもたちと一緒にとりくみ、ともに成長することができることだと思います。
この1年、仲間を増やし、学校と社会をよりよくするために、執行部
一同運動の先頭に立って頑張る決意です。ともに頑張りましょう。
2025年4月1日
京都府立高等学校教職員組合 執行委員長 近江裕之

今年はこんなとりくみがしたい
~ 第1回執行委員会を開催しました~
4月12日、第1回執行委員会を開催、オンラインを含め、全員が参加しました。そこで話された内容の一部を紹介します。
ベテランからは
「これまで組合の影に隠れて、いい思い
をしてきた。子育ても一段落
したので恩返したい」
「事務職員の若手で病休者が
多い。労働組合が大事だと
思うが、背伸びせず、コツ
コツといきたい」
「校内の分掌等も引継ぎが
必要となっている。組合でも
先を見通して動きたい」
「職場は35 歳以下が50 人中
30 人。今年もGTO でいきたい」
「(金)の夜に、若手ベテラン、組合員未組合員が集まっている教研を今年度も大切にしたい」
「異動してすぐに未組合員から働き方の相談があった。賃金、権利、組合への期待が高まっていると思う」
「ジェンダー平等会議の扱いをどうしていくか考えていきたい」
といった発言が、 若手、中堅からは
「障教部の春のつどい、誘ったが反応は悪くない。誘うことで、つながりをつくっていきたい」
「戦後80年、今年の原水禁は長崎開催。組合に入っていない人にも鶴を折ってもらい、集めている。寄宿舎全国集会で組合員でない人がレポート発表してくれることになった」
「未配置問題を校長管理職に言っていくことの大切さを実感した。高校と支援学校、インクルーシブ教育を深めたい」
などの発言がありました。
今年、一年間よろしくお願いします。

たたかってきた二人は、希望実現に!
~2025年度、人事異動・内示~
2025年3月17日、人事異動、内示がありました。
そのなかでは、昨年度3月末に組合に加入、1年間たたかってこられた高校職場のT さん、K さんは、共に希望通りの異動先となりました。自分の思いをしっかりと府教委に伝え続けたことが希望実現の大きな力となりました。
異動に関わって、他府県の臨採者から「京都の賃金、権利を聞きたい」との質問の電話があり、「他府県からも来てほしいといわれており、比較して決めたい。京都に行く場合は組合に入りたい」とのことでした。
次年度の新採者で、子育て中で心配がありとのことで、事前に匿名で組合から府教委に要請した人から、感謝の連絡がありました。
それでも、厳しいことも多かったのではないかと思います。とくに、多くの未組合員、管理職では深刻な問題もあったと思われます。今後の組合の会議等で出し合い、新たな運動に生かしていきたいと思います。
京都府高とは
機関紙『京都府高』
25年度版
組合員版(pwが必要です)
全教職員版
24年度版
組合員版(pwが必要です)
全教職員版
'24年度のとりくみより
対府・府教委交渉記録NEW
※パスワードが必要です
生活・権利・賃金
各種署名のお願い
教育研究集会・学習会
各種研究会・学習会
各種書類
退職・他府県異動のみなさん 、
ありがとうございました。
2025年度異動にかかわり、府高組合員のなかからも、退職などされた方がおられました。
定年退職(63歳、61歳)が9人、60 歳退職の方が7人、神奈川への移住が1人、滋賀で教職再スタートの方が2人、他職や再任用再雇用が終了の方が一定数です。
みなさま、最後まで組合員として団結して頂き、大変、ありがとうございました。
新しい地、あたらしい世界で、お元気で、ご活躍下さい。
また、府高本部にも、元気な顔をみせてください。
各ブロックで「ご苦労さん」会
3月には、3つのブロックで、退職の皆さんへのお礼と励ましの会、1年間のご苦労さん会がありました。
別れは寂しいものですが、どのブロックからも、聞こえてきたのは「集まって元気が出た」「いろいろ話して、すっきりした」との声ばかりでした。
いくら運動しても不満、悩みはなかなか、解決できません。
しかし、組合として集まる中で、気持ちでは少しばかりは晴れていく部分もあります。
学校職場自体も自由に気軽に疑問、不満、願いが出し合える場に変えていきましょう。
新採・未加入のみんなとも学び合えた。
~障教部「春のつどい」が開催されました~
4月12日開催された障教部「春のつどい」は、京都の障害児教育第二章が確かに始まっていることを実感させ、組合運動を進めていく上でも示唆に富むものでした。
1つは、「学びの逃避」
を乗り越えていくユニー
クな進め方だったこと。
オンラインではどちらか
が従属的になることが多
い中、劇風の構成で、
北部南部の同時進行で進
めたこたことはとて斬新
でした。
2つは中心テーマが
「連絡帳の書き方」
「ホームルームの取組方」だったことです。これまでは「障害児教育とは?」といった大きなテーマになりがちだったのを、今回は身近な課題からの展開でした。ハウツー風にみえる切り口ですが、保護者との連携や教育実践を進める上で大切にすることを学ぶことにつながります。
3つは参加した新採者が自分の授業予定、考えを文書で持参したグループ交流です。1 時間たっぷり話し合ったグループでは、中堅、ベテラン組合員もじっくりアドバイスできるなど、具体的、建設的な学び合いができました。
美味しいデザートもあり、中堅、ベテランを含め、「参加して良かった」という声ばかりが出た「つどい」でした。

万博への強制参加はすべきでない!
4月13日から大阪関西万博が始まりました。
政治や経済界、マスコミは人集めに必死です。千葉県の船橋市立中学校の修学旅行は、メタンガス爆発の危険のために急遽、USJ に変更。地下にいっぱいある産業廃棄物の影響は甚大です。
校外学習、修学旅行は大切な教育活動で、子どもたちの期待も大です。一方で、教員の引率は大変です。万博強制は、教職員の働き方改革にも著しく逆行しています。
<ある職場からの報告>
「まあ,みなさん聞いてください」
と、昔の漫才の出だしのようですが,私の職場で酷い出来事があった.
3学期も終わりのある日,HR担任へ「生徒にこれを読み上げよ」と文書が配られた.読み上げると,「5月〇〇日に全員で万博へ行く」という内容.ここに至るまでに,職員会議に提案はおろか報告すらされていない.つまり読み上げた担任も知らなかった行事の発表だった.
これぞ晴天の霹靂.そうだったのか,万博の来場者はこうして増やすのか.
よく(少し?)考えると,これは非常に危険な現象ですよね.「紙切れ1枚」で,誰かの一存で,生徒全員を如何様にも動かす.〜奴隷か⁉︎〜この事象,特に若い担任教員に,「これは異常だ」と感じてほしい.(Y生)
未配置問題 放置してはいけない
~管理職の責任を明らかにしつつ、協力も~
教育行政(文科省、府教委、校長管理職)にとって、
最も重要の責務は教育条件整備であり、教職員未配置等は、
あってはなりません。
4月15日、府高に届いた報告によると、A支援(常勤3人→19H
を2人、27Hを1人。寄宿舎常勤2人)、B高校(英語非常勤6H)、C支援(寄宿舎常勤2人)です。
学校現場では、しんどさや諦めの悪循環から、「未配置放置も仕方がないという声」が一部で出ています。これはとんでもないことです。
D支援学校からは「校長は、この年度末、未配置を出さないためにかなり奮闘した」という、当然ですが嬉しい声も出ています。
この問題については、使用者(校長)責任を明確にさせつつ、
組合としても協力していきます。
ALT の賃金、雇用改善を
他労組の呼びかけに応えて
2月5日、府立高校のALT(外国語指導助手)と、賃金、雇用改善について懇談の機会を持ちました。これはゼネラルユニオンという組合とのかかわって、持つことができたものです。
当日は、当事者だけではなく家族の方や大阪のALT の参加もあり、団結の強さを感じました。懇談の中では
「民間雇用によって、大きな賃金カットを受けた。月額28万円が22.5万円に」
「雇用不安が大きく、他府県も含め、あちこち転々としている」
「仕事は楽しい。やりがいもあるが、先々とても不安だ」
等々の話がありました。
府立高教組として質問と要求を
この懇談を踏まえ、以下のような内容の質問と要求を提出しました。
<質問内容>
府立高校のALT全体のJETプログラムと民間雇用の人数及び、雇用形態(雇用期間、勤務時間、複数校兼務など)や生活支援等。府立高校の外国語教育の将来展望とALT活用への見通し。JET活用ALTと民間活用ALTの賃金の大きな違いについての評価。特に、JETから民間活用になることによって現場経験が積まれながらも大きな賃金カットになっている問題。校内での連携や生活、文化の違いによる困難さ。
<要求>
ゼネラルユニオンから出されている要望(直接雇用、特別免許状交付、賃金アップ)の実現。JET雇用も含め、ALT全体の賃金、労働条件改善
教職員同士の本音の交流を
~集まり、つながり、元気を出そう~

府高旗開きが開催されました。
昆布茶で乾杯!!
2025年1月18日、府高旗開きとして分会代表者会議を行いました。
昆布茶での乾杯のあと、議論をスタートさせました。
そこでは、主に高校分会から
「組合の仲間が増えた」「勤務時間削減をどう進めるのか」「全ての生徒にたいする教育権保障と合理的配慮をどのように行うのか」「常勤教職員が増えるような働き方が必要」といった発言がだされました。
「今、自分の学校、職場は?」のテーマで本音の交流
後半の分散会は「今、自分の学校、職場は?」のテーマで交流を行いました。
その中では
「生徒の実態がより厳しく、漢字が習得できない。九九ができない」といった高校における生徒の実態、「高校の観点別評価で学校が混乱している」といった声、
「若い教職員の読み書きの力に課題がある」「高校で担任を嫌がる若手教員が多い」といった教職員の課題についての発言などがありました。
互いの思いや取組を出し合うことで次に向かっていける!
全体まとめでは、棟方副書記長が「互いに思いや取組を出し合うことで触発され、次に向かっていける」との話があり、参加者の満場の拍手でお互いに確認し合いました。
<参加者の感想から>
「分会専門部代表者会議」という固い名称ではありましたが、
実質的には「みんなで集まって、つながろう、元気を出そう」という会でした。
リモートを含め、顔を合わせること、話を聞くこと、思いを伝えることが、今、最も大切だと思います。
労働組合として、この点をこれからも大切に据えていきたいと改めて思いました。(南部:支援分会)
全教定時アクション
シール投票、一人分会でも職場の80%を

「シール投票」を実施
「中教審の答申では長時間過密労働は解決しない」「このままでは学校がもたない」などの教職員をはじめとする怒りの声をうけ、全教は11月27日の第一波に続き、1月15日第二次定時アクションを実施、各職場では、全国共通の三角柱を机上に立てるといったアクションなどと共に、府高独自のシール投票などに取り組みました。
また組合本部は、京都
市高やOB と一緒に三条
河原町での街頭宣伝を
行い、「教員に時間外勤
務手当がないのはおか
しい。」「学校で一番大事
な授業がより良いものと
なるように持ち時間を
減らし、相応しい教員
増を」と訴えました。
北部の支援学校の一人分会では、職場によびかけ、全教職員の80%にあたる方がシール投票に参加、一人分会であっても要求実現の取組では多数派となることが可能であることを示しました。
投票の結果も興味深いものでした。全教案への賛成が15人、政府文科省案への賛成が5人でした。教職員の中にも色々な声があることを今後も十分、留意して取り組む必要があります。

「女性部」は「ジェンダー 平等推進会議」に
2024 年度女性部総会決議に より、2025 年度から、暫定的 に「女性部」を「ジェンダー 平等推進会議」とし、性別を 問わない全組合員による活動 で、ジェンダー平等の実現と ワークライフバランスの取れ た働き方を追求することとします。
役員(ジェンダ ー平等執行委員、書記長、副 書記長)も全組合員からの公 募となります。
掲示板
困りごとは組合に相談を
府高への相談が増えています。困りごとの相談は組合員 の権利です。大いに活用して下さい。もちろん、未組合員の方の相談にも乗ります。
必要に応じ、教育委員会とも連絡・交渉し、解決にむけ努力します。府高だけで解決できないときは、京教組、全教、弁護士、医療、専門家などとも。
組合のネットワークはとても広く大きいのです。
なお早く相談して もらえば、より解決しやすいといえます。
問題が起これば速やかに連絡、相談を。
共済カフェの開催を
12月3日、A分会で共済カフェ(お茶、お菓子)が開催され、京教済の矢岸さんが共済制度の説明等を行いました。
当日、7人が参加し、火災保険や自動車保険の見積もり依頼がありました。最近の関心事として自転車保険の話も出ました。この分会では今回参加できなかった人のために2回目も実施予定とのことです。
今年度の総合共済加入は、本日時点で京教組全体247 人(府高37 人)、2024年度新採では115/733人(府高では26 人)の加入となりました。
京共済とは:京都の教職員の福利厚生を充実させるために、相互扶助の精神による自主的な共済事業を行なっています。自動車保険やがん保険等、教職員と家族を守るための事業も取り扱っています。くわしくはココから
組合の存在と可能性に確信を
2025年度のはじまりにあたって
2025年度のはじめにあたり、執行部を代表
し、一言ごあいさつを申し上げます。
みなさんは、年度の初めに当たりどのように
感じていらっしゃるでしょうか。多くの先生
方が、新鮮な心持ちで新年度をスタートさせ
ていらっしゃるのではないかと思います。
また、高校・特別支援学校に通う子どもた
ちも、進級、そして新入学にと、期待と不安
を入り交じらせながらも、「今年はさらに」
「今年こそは」と気持ちを新たにしているこ
とでしょう。
いま、管理強化がすすみ、政治的中立性が強調される中、学校現場で声を上げにくい状況が作られています。しかし、昨年11月27日と今年1月15日に全教の提起で実施した「定時アクション」では、京都府高の少なくない分会で様々な工夫を凝らした取組が行われ、SNSを使って全国の職場と連帯することができました。
国会で給特法改定が山場の4月16日に3回目の「定時アクション」に
取り組みます。国会で給特法改定の動きが大詰めに入っている今、これを大きなうねりにしようではありませんか。
いま、私たち自身が組合の存在と可能性に確信を持つことが大切です。教育という仕事のすばらしさは、よりよい未来、そして自分をつくるために、子どもたちと一緒にとりくみ、ともに成長することができることだと思います。
この1年、仲間を増やし、学校と社会をよりよくするために、執行部
一同運動の先頭に立って頑張る決意です。ともに頑張りましょう。
2025年4月1日
京都府立高等学校教職員組合 執行委員長 近江裕之

今年はこんなとりくみがしたい
~ 第1回執行委員会を開催しまし た~
4月12日、第1回執行委員会を開催、オンラインを含め、全員が参加しました。そこで話された内容の一部を紹介します。
ベテランからは
「これまで組合の影に隠れて、いい思い
をしてきた。子育ても一段落
したので恩返したい」
「事務職員の若手で病休者が
多い。労働組合が大事だと
思うが、背伸びせず、コツ
コツといきたい」
「校内の分掌等も引継ぎが
必要となっている。組合でも
先を見通して動きたい」
「職場は35 歳以下が50 人中
30 人。今年もGTO でいきたい」
「(金)の夜に、若手ベテラン、組合員未組合員が集まっている教研を今年度も大切にしたい」
「異動してすぐに未組合員から働き方の相談があった。賃金、権利、組合への期待が高まっていると思う」
「ジェンダー平等会議の扱いをどうしていくか考えていきたい」
といった発言が、 若手、中堅からは
「障教部の春のつどい、誘ったが反応は悪くない。誘うことで、つながりをつくっていきたい」
「戦後80年、今年の原水禁は長崎開催。組合に入っていない人にも鶴を折ってもらい、集めている。寄宿舎全国集会で組合員でない人がレポート発表してくれることになった」
「未配置問題を校長管理職に言っていくことの大切さを実感した。高校と支援学校、インクルーシブ教育を深めたい」
などの発言がありました。
今年、一年間よろしくお願いします。

たたかってきた二人は、希望実現に!
~2025年度、人事異動・内示~
2025年3月17日、人事異動、内示がありました。
そのなかでは、昨年度3月末に組合に加入、1年間たたかってこられた高校職場のT さん、K さんは、共に希望通りの異動先となりました。自分の思いをしっかりと府教委に伝え続けたことが希望実現の大きな力となりました。
異動に関わって、他府県の臨採者から「京都の賃金、権利を聞きたい」との質問の電話があり、「他府県からも来てほしいといわれており、比較して決めたい。京都に行く場合は組合に入りたい」とのことでした。
次年度の新採者で、子育て中で心配がありとのことで、事前に匿名で組合から府教委に要請した人から、感謝の連絡がありました。
それでも、厳しいことも多かったのではないかと思います。とくに、多くの未組合員、管理職では深刻な問題もあったと思われます。今後の組合の会議等で出し合い、新たな運動に生かしていきたいと思います。
京都府高とは
機関紙『京都府高』
25年度版
組合員版(pwが必要です)
全教職員版
24年度版
組合員版(pwが必要です)
全教職員版
'24年度のとりくみより
対府・府教委交渉記録NEW
※パスワードが必要です
生活・権利・賃金
各種署名のお願い
教育研究集会・学習会
各種研究会・学習会
各種書類
退職・他府県異動のみなさん 、
ありがとうございました。
2025年度異動にかかわり、府高組合員のなかからも、退職などされた方がおられました。
定年退職(63歳、61歳)が9人、60 歳退職の方が7人、神奈川への移住が1人、滋賀で教職再スタートの方が2人、他職や再任用再雇用が終了の方が一定数です。
みなさま、最後まで組合員として団結して頂き、大変、ありがとうございました。
新しい地、あたらしい世界で、お元気で、ご活躍下さい。
また、府高本部にも、元気な顔をみせてください。
各ブロックで「ご苦労さん」会
3月には、3つのブロックで、退職の皆さんへのお礼と励ましの会、1年間のご苦労さん会がありました。
別れは寂しいものですが、どのブロックからも、聞こえてきたのは「集まって元気が出た」「いろいろ話して、すっきりした」との声ばかりでした。
いくら運動しても不満、悩みはなかなか、解決できません。
しかし、組合として集まる中で、気持ちでは少しばかりは晴れていく部分もあります。
学校職場自体も自由に気軽に疑問、不満、願いが出し合える場に変えていきましょう。
新採・未加入のみんなとも学び合えた。
~障教部「春のつどい」が開催されました~
4月12日開催された障教部「春のつどい」は、京都の障害児教育第二章が確かに始まっていることを実感させ、組合運動を進めていく上でも示唆に富むものでした。
1つは、「学びの逃避」
を乗り越えていくユニー
クな進め方だったこと。
オンラインではどちらか
が従属的になることが多
い中、劇風の構成で、
北部南部の同時進行で進
めたこたことはとて斬新
でした。
2つは中心テーマが
「連絡帳の書き方」
「ホームルームの取組方」だったことです。これまでは「障害児教育とは?」といった大きなテーマになりがちだったのを、今回は身近な課題からの展開でした。ハウツー風にみえる切り口ですが、保護者との連携や教育実践を進める上で大切にすることを学ぶことにつながります。
3つは参加した新採者が自分の授業予定、考えを文書で持参したグループ交流です。1 時間たっぷり話し合ったグループでは、中堅、ベテラン組合員もじっくりアドバイスできるなど、具体的、建設的な学び合いができました。
美味しいデザートもあり、中堅、ベテランを含め、「参加して良かった」という声ばかりが出た「つどい」でした。

万博への強制参加はすべきでない!
4月13日から大阪関西万博が始まりました。
政治や経済界、マスコミは人集めに必死です。千葉県の船橋市立中学校の修学旅行は、メタンガス爆発の危険のために急遽、USJ に変更。地下にいっぱいある産業廃棄物の影響は甚大です。
校外学習、修学旅行は大切な教育活動で、子どもたちの期待も大です。一方で、教員の引率は大変です。万博強制は、教職員の働き方改革にも著しく逆行しています。
<ある職場からの報告>
「まあ,みなさん聞いてください」
と、昔の漫才の出だしのようですが,私の職場で酷い出来事があった.
3学期も終わりのある日,HR担任へ「生徒にこれを読み上げよ」と文書が配られた.読み上げると,「5月〇〇日に全員で万博へ行く」という内容.ここに至るまでに,職員会議に提案はおろか報告すらされていない.つまり読み上げた担任も知らなかった行事の発表だった.
これぞ晴天の霹靂.そうだったのか,万博の来場者はこうして増やすのか.
よく(少し?)考えると,これは非常に危険な現象ですよね.「紙切れ1枚」で,誰かの一存で,生徒全員を如何様にも動かす.〜奴隷か⁉︎〜この事象,特に若い担任教員に,「これは異常だ」と感じてほしい.(Y生)
未配置問題 放置してはいけない
~管理職の責任を明らかにしつつ、協力も~
教育行政(文科省、府教委、校長管理職)にとって、
最も重要の責務は教育条件整備であり、教職員未配置等は、
あってはなりません。
4月15日、府高に届いた報告によると、A支援(常勤3人→19H
を2人、27Hを1人。寄宿舎常勤2人)、B高校(英語非常勤6H)、C支援(寄宿舎常勤2人)です。
学校現場では、しんどさや諦めの悪循環から、「未配置放置も仕方がないという声」が一部で出ています。これはとんでもないことです。
D支援学校からは「校長は、この年度末、未配置を出さないためにかなり奮闘した」という、当然ですが嬉しい声も出ています。
この問題については、使用者(校長)責任を明確にさせつつ、
組合としても協力していきます。
ALT の賃金、雇用改善を
他労組の呼びかけに応えて
2月5日、府立高校のALT(外国語指導助手)と、賃金、雇用改善について懇談の機会を持ちました。これはゼネラルユニオンという組合とのかかわって、持つことができたものです。
当日は、当事者だけではなく家族の方や大阪のALT の参加もあり、団結の強さを感じました。懇談の中では
「民間雇用によって、大きな賃金カットを受けた。月額28万円が22.5万円に」
「雇用不安が大きく、他府県も含め、あちこち転々としている」
「仕事は楽しい。やりがいもあるが、先々とても不安だ」
等々の話がありました。
府立高教組として質問と要求を
この懇談を踏まえ、以下のような内容の質問と要求を提出しました。
<質問内容>
府立高校のALT全体のJETプログラムと民間雇用の人数及び、雇用形態(雇用期間、勤務時間、複数校兼務など)や生活支援等。府立高校の外国語教育の将来展望とALT活用への見通し。JET活用ALTと民間活用ALTの賃金の大きな違いについての評価。特に、JETから民間活用になることによって現場経験が積まれながらも大きな賃金カットになっている問題。校内での連携や生活、文化の違いによる困難さ。
<要求>
ゼネラルユニオンから出されている要望(直接雇用、特別免許状交付、賃金アップ)の実現。JET雇用も含め、ALT全体の賃金、労働条件改善
教職員同士の本音の交流を
~集まり、つながり、元気を出そう~

府高旗開きが開催されました。
昆布茶で乾杯!!
2025年1月18日、府高旗開きとして分会代表者会議を行いました。
昆布茶での乾杯のあと、議論をスタートさせました。
そこでは、主に高校分会から
「組合の仲間が増えた」「勤務時間削減をどう進めるのか」「全ての生徒にたいする教育権保障と合理的配慮をどのように行うのか」「常勤教職員が増えるような働き方が必要」といった発言がだされました。
「今、自分の学校、職場は?」のテーマで本音の交流
後半の分散会は「今、自分の学校、職場は?」のテーマで交流を行いました。
その中では
「生徒の実態がより厳しく、漢字が習得できない。九九ができない」といった高校における生徒の実態、「高校の観点別評価で学校が混乱している」といった声、
「若い教職員の読み書きの力に課題がある」「高校で担任を嫌がる若手教員が多い」といった教職員の課題についての発言などがありました。
互いの思いや取組を出し合うことで次に向かっていける!
全体まとめでは、棟方副書記長が「互いに思いや取組を出し合うことで触発され、次に向かっていける」との話があり、参加者の満場の拍手でお互いに確認し合いました。
<参加者の感想から>
「分会専門部代表者会議」という固い名称ではありましたが、
実質的には「みんなで集まって、つながろう、元気を出そう」という会でした。
リモートを含め、顔を合わせること、話を聞くこと、思いを伝えることが、今、最も大切だと思います。
労働組合として、この点をこれからも大切に据えていきたいと改めて思いました。(南部:支援分会)
全教定時アクション
シール投票、一人分会でも職場の80%を

「シール投票」を実施
「中教審の答申では長時間過密労働は解決しない」「このままでは学校がもたない」などの教職員をはじめとする怒りの声をうけ、全教は11月27日の第一波に続き、1月15日第二次定時アクションを実施、各職場では、全国共通の三角柱を机上に立てるといったアクションなどと共に、府高独自のシール投票などに取り組みました。
また組合本部は、京都
市高やOB と一緒に三条
河原町での街頭宣伝を
行い、「教員に時間外勤
務手当がないのはおか
しい。」「学校で一番大事
な授業がより良いものと
なるように持ち時間を
減らし、相応しい教員
増を」と訴えました。
北部の支援学校の一人分会では、職場によびかけ、全教職員の80%にあたる方がシール投票に参加、一人分会であっても要求実現の取組では多数派となることが可能であることを示しました。
投票の結果も興味深いものでした。全教案への賛成が15人、政府文科省案への賛成が5人でした。教職員の中にも色々な声があることを今後も十分、留意して取り組む必要があります。

「女性部」は「ジェンダー 平等推進会議」に
2024 年度女性部総会決議に より、2025 年度から、暫定的 に「女性部」を「ジェンダー 平等推進会議」とし、性別を 問わない全組合員による活動 で、ジェンダー平等の実現と ワークライフバランスの取れ た働き方を追求することとします。
役員(ジェンダ ー平等執行委員、書記長、副 書記長)も全組合員からの公 募となります。
掲示板
困りごとは組合に相談を
府高への相談が増えています。困りごとの相談は組合員 の権利です。大いに活用して下さい。もちろん、未組合員の方の相談にも乗ります。
必要に応じ、教育委員会とも連絡・交渉し、解決にむけ努力します。府高だけで解決できないときは、京教組、全教、弁護士、医療、専門家などとも。
組合のネットワークはとても広く大きいのです。
なお早く相談して もらえば、より解決しやすいといえます。
問題が起これば速やかに連絡、相談を。
共済カフェの開催を
12月3日、A分会で共済カフェ(お茶、お菓子)が開催され、京教済の矢岸さんが共済制度の説明等を行いました。
当日、7人が参加し、火災保険や自動車保険の見積もり依頼がありました。最近の関心事として自転車保険の話も出ました。この分会では今回参加できなかった人のために2回目も実施予定とのことです。
今年度の総合共済加入は、本日時点で京教組全体247 人(府高37 人)、2024年度新採では115/733人(府高では26 人)の加入となりました。
京共済とは:京都の教職員の福利厚生を充実させるために、相互扶助の精神による自主的な共済事業を行なっています。自動車保険やがん保険等、教職員と家族を守るための事業も取り扱っています。くわしくはココから
組合の存在と可能性に確信を
2025年度のはじまりにあたって
2025年度のはじめにあたり、執行部を代表
し、一言ごあいさつを申し上げます。
みなさんは、年度の初めに当たりどのように
感じていらっしゃるでしょうか。多くの先生
方が、新鮮な心持ちで新年度をスタートさせ
ていらっしゃるのではないかと思います。
また、高校・特別支援学校に通う子どもた
ちも、進級、そして新入学にと、期待と不安
を入り交じらせながらも、「今年はさらに」
「今年こそは」と気持ちを新たにしているこ
とでしょう。
いま、管理強化がすすみ、政治的中立性が強調される中、学校現場で声を上げにくい状況が作られています。しかし、昨年11月27日と今年1月15日に全教の提起で実施した「定時アクション」では、京都府高の少なくない分会で様々な工夫を凝らした取組が行われ、SNSを使って全国の職場と連帯することができました。
国会で給特法改定が山場の4月16日に3回目の「定時アクション」に
取り組みます。国会で給特法改定の動きが大詰めに入っている今、これを大きなうねりにしようではありませんか。
いま、私たち自身が組合の存在と可能性に確信を持つことが大切です。教育という仕事のすばらしさは、よりよい未来、そして自分をつくるために、子どもたちと一緒にとりくみ、ともに成長することができることだと思います。
この1年、仲間を増やし、学校と社会をよりよくするために、執行部
一同運動の先頭に立って頑張る決意です。ともに頑張りましょう。
2025年4月1日
京都府立高等学校教職員組合 執行委員長 近江裕之

今年はこんなとりくみがしたい
~ 第1回執行委員会を開催しました~
4月12日、第1回執行委員会を開催、オンラインを含め、全員が参加しました。そこで話された内容の一部を紹介します。
ベテランからは
「これまで組合の影に隠れて、いい思い
をしてきた。子育ても一段落
したので恩返したい」
「事務職員の若手で病休者が
多い。労働組合が大事だと
思うが、背伸びせず、コツ
コツといきたい」
「校内の分掌等も引継ぎが
必要となっている。組合でも
先を見通して動きたい」
「職場は35 歳以下が50 人中
30 人。今年もGTO でいきたい」
「(金)の夜に、若手ベテラン、組合員未組合員が集まっている教研を今年度も大切にしたい」
「異動してすぐに未組合員から働き方の相談があった。賃金、権利、組合への期待が高まっていると思う」
「ジェンダー平等会議の扱いをどうしていくか考えていきたい」
といった発言が、 若手、中堅からは
「障教部の春のつどい、誘ったが反応は悪くない。誘うことで、つながりをつくっていきたい」
「戦後80年、今年の原水禁は長崎開催。組合に入っていない人にも鶴を折ってもらい、集めている。寄宿舎全国集会で組合員でない人がレポート発表してくれることになった」
「未配置問題を校長管理職に言っていくことの大切さを実感した。高校と支援学校、インクルーシブ教育を深めたい」
などの発言がありました。
今年、一年間よろしくお願いします。

たたかってきた二人は、希望実現に!
~2025年度、人事異動・内示~
2025年3月17日、人事異動、内示がありました。
そのなかでは、昨年度3月末に組合に加入、1年間たたかってこられた高校職場のT さん、K さんは、共に希望通りの異動先となりました。自分の思いをしっかりと府教委に伝え続けたことが希望実現の大きな力となりました。
異動に関わって、他府県の臨採者から「京都の賃金、権利を聞きたい」との質問の電話があり、「他府県からも来てほしいといわれており、比較して決めたい。京都に行く場合は組合に入りたい」とのことでした。
次年度の新採者で、子育て中で心配がありとのことで、事前に匿名で組合から府教委に要請した人から、感謝の連絡がありました。
それでも、厳しいことも多かったのではないかと思います。とくに、多くの未組合員、管理職では深刻な問題もあったと思われます。今後の組合の会議等で出し合い、新たな運動に生かしていきたいと思います。
京都府高とは
機関紙『京都府高』
25年度版
組合員版(pwが必要です)
全教職員版
24年度版
組合員版(pwが必要です)
全教職員版
'24年度のとりくみより
対府・府教委交渉記録NEW
※パスワードが必要です
生活・権利・賃金
各種署名のお願い
教育研究集会・学習会
各種研究会・学習会
各種書類
退職・他府県異動のみなさん 、
ありがとうございました。
2025年度異動にかかわり、府高組合員のなかからも、退職などされた方がおられました。
定年退職(63歳、61歳)が9人、60 歳退職の方が7人、神奈川への移住が1人、滋賀で教職再スタートの方が2人、他職や再任用再雇用が終了の方が一定数です。
みなさま、最後まで組合員として団結して頂き、大変、ありがとうございました。
新しい地、あたらしい世界で、お元気で、ご活躍下さい。
また、府高本部にも、元気な顔をみせてください。
各ブロックで「ご苦労さん」会
3月には、3つのブロックで、退職の皆さんへのお礼と励ましの会、1年間のご苦労さん会がありました。
別れは寂しいものですが、どのブロックからも、聞こえてきたのは「集まって元気が出た」「いろいろ話して、すっきりした」との声ばかりでした。
いくら運動しても不満、悩みはなかなか、解決できません。
しかし、組合として集まる中で、気持ちでは少しばかりは晴れていく部分もあります。
学校職場自体も自由に気軽に疑問、不満、願いが出し合える場に変えていきましょう。
新採・未加入のみんなとも学び合えた。
~障教部「春のつどい」が開催されました~
4月12日開催された障教部「春のつどい」は、京都の障害児教育第二章が確かに始まっていることを実感させ、組合運動を進めていく上でも示唆に富むものでした。
1つは、「学びの逃避」
を乗り越えていくユニー
クな進め方だったこと。
オンラインではどちらか
が従属的になることが多
い中、劇風の構成で、
北部南部の同時進行で進
めたこたことはとて斬新
でした。
2つは中心テーマが
「連絡帳の書き方」
「ホームルームの取組方」だったことです。これまでは「障害児教育とは?」といった大きなテーマになりがちだったのを、今回は身近な課題からの展開でした。ハウツー風にみえる切り口ですが、保護者との連携や教育実践を進める上で大切にすることを学ぶことにつながります。
3つは参加した新採者が自分の授業予定、考えを文書で持参したグループ交流です。1 時間たっぷり話し合ったグループでは、中堅、ベテラン組合員もじっくりアドバイスできるなど、具体的、建設的な学び合いができました。
美味しいデザートもあり、中堅、ベテランを含め、「参加して良かった」という声ばかりが出た「つどい」でした。

万博への強制参加はすべきでない!
4月13日から大阪関西万博が始まりました。
政治や経済界、マスコミは人集めに必死です。千葉県の船橋市立中学校の修学旅行は、メタンガス爆発の危険のために急遽、USJ に変更。地下にいっぱいある産業廃棄物の影響は甚大です。
校外学習、修学旅行は大切な教育活動で、子どもたちの期待も大です。一方で、教員の引率は大変です。万博強制は、教職員の働き方改革にも著しく逆行しています。
<ある職場からの報告>
「まあ,みなさん聞いてください」
と、昔の漫才の出だしのようですが,私の職場で酷い出来事があった.
3学期も終わりのある日,HR担任へ「生徒にこれを読み上げよ」と文書が配られた.読み上げると,「5月〇〇日に全員で万博へ行く」という内容.ここに至るまでに,職員会議に提案はおろか報告すらされていない.つまり読み上げた担任も知らなかった行事の発表だった.
これぞ晴天の霹靂.そうだったのか,万博の来場者はこうして増やすのか.
よく(少し?)考えると,これは非常に危険な現象ですよね.「紙切れ1枚」で,誰かの一存で,生徒全員を如何様にも動かす.〜奴隷か⁉︎〜この事象,特に若い担任教員に,「これは異常だ」と感じてほしい.(Y生)
未配置問題 放置してはいけない
~管理職の責任を明らかにしつつ、協力も~
教育行政(文科省、府教委、校長管理職)にとって、
最も重要の責務は教育条件整備であり、教職員未配置等は、
あってはなりません。
4月15日、府高に届いた報告によると、A支援(常勤3人→19H
を2人、27Hを1人。寄宿舎常勤2人)、B高校(英語非常勤6H)、C支援(寄宿舎常勤2人)です。
学校現場では、しんどさや諦めの悪循環から、「未配置放置も仕方がないという声」が一部で出ています。これはとんでもないことです。
D支援学校からは「校長は、この年度末、未配置を出さないためにかなり奮闘した」という、当然ですが嬉しい声も出ています。
この問題については、使用者(校長)責任を明確にさせつつ、
組合としても協力していきます。
ALT の賃金、雇用改善を
他労組の呼びかけに応えて
2月5日、府立高校のALT(外国語指導助手)と、賃金、雇用改善について懇談の機会を持ちました。これはゼネラルユニオンという組合とのかかわって、持つことができたものです。
当日は、当事者だけではなく家族の方や大阪のALT の参加もあり、団結の強さを感じました。懇談の中では
「民間雇用によって、大きな賃金カットを受けた。月額28万円が22.5万円に」
「雇用不安が大きく、他府県も含め、あちこち転々としている」
「仕事は楽しい。やりがいもあるが、先々とても不安だ」
等々の話がありました。
府立高教組として質問と要求を
この懇談を踏まえ、以下のような内容の質問と要求を提出しました。
<質問内容>
府立高校のALT全体のJETプログラムと民間雇用の人数及び、雇用形態(雇用期間、勤務時間、複数校兼務など)や生活支援等。府立高校の外国語教育の将来展望とALT活用への見通し。JET活用ALTと民間活用ALTの賃金の大きな違いについての評価。特に、JETから民間活用になることによって現場経験が積まれながらも大きな賃金カットになっている問題。校内での連携や生活、文化の違いによる困難さ。
<要求>
ゼネラルユニオンから出されている要望(直接雇用、特別免許状交付、賃金アップ)の実現。JET雇用も含め、ALT全体の賃金、労働条件改善
教職員同士の本音の交流を
~集まり、つながり、元気を出そう~

府高旗開きが開催されました。
昆布茶で乾杯!!
2025年1月18日、府高旗開きとして分会代表者会議を行いました。
昆布茶での乾杯のあと、議論をスタートさせました。
そこでは、主に高校分会から
「組合の仲間が増えた」「勤務時間削減をどう進めるのか」「全ての生徒にたいする教育権保障と合理的配慮をどのように行うのか」「常勤教職員が増えるような働き方が必要」といった発言がだされました。
「今、自分の学校、職場は?」のテーマで本音の交流
後半の分散会は「今、自分の学校、職場は?」のテーマで交流を行いました。
その中では
「生徒の実態がより厳しく、漢字が習得できない。九九ができない」といった高校における生徒の実態、「高校の観点別評価で学校が混乱している」といった声、
「若い教職員の読み書きの力に課題がある」「高校で担任を嫌がる若手教員が多い」といった教職員の課題についての発言などがありました。
互いの思いや取組を出し合うことで次に向かっていける!
全体まとめでは、棟方副書記長が「互いに思いや取組を出し合うことで触発され、次に向かっていける」との話があり、参加者の満場の拍手でお互いに確認し合いました。
<参加者の感想から>
「分会専門部代表者会議」という固い名称ではありましたが、
実質的には「みんなで集まって、つながろう、元気を出そう」という会でした。
リモートを含め、顔を合わせること、話を聞くこと、思いを伝えることが、今、最も大切だと思います。
労働組合として、この点をこれからも大切に据えていきたいと改めて思いました。(南部:支援分会)
全教定時アクション
シール投票、一人分会でも職場の80%を

「シール投票」を実施
「中教審の答申では長時間過密労働は解決しない」「このままでは学校がもたない」などの教職員をはじめとする怒りの声をうけ、全教は11月27日の第一波に続き、1月15日第二次定時アクションを実施、各職場では、全国共通の三角柱を机上に立てるといったアクションなどと共に、府高独自のシール投票などに取り組みました。
また組合本部は、京都
市高やOB と一緒に三条
河原町での街頭宣伝を
行い、「教員に時間外勤
務手当がないのはおか
しい。」「学校で一番大事
な授業がより良いものと
なるように持ち時間を
減らし、相応しい教員
増を」と訴えました。
北部の支援学校の一人分会では、職場によびかけ、全教職員の80%にあたる方がシール投票に参加、一人分会であっても要求実現の取組では多数派となることが可能であることを示しました。
投票の結果も興味深いものでした。全教案への賛成が15人、政府文科省案への賛成が5人でした。教職員の中にも色々な声があることを今後も十分、留意して取り組む必要があります。

「女性部」は「ジェンダー 平等推進会議」に
2024 年度女性部総会決議に より、2025 年度から、暫定的 に「女性部」を「ジェンダー 平等推進会議」とし、性別を 問わない全組合員による活動 で、ジェンダー平等の実現と ワークライフバランスの取れ た働き方を追求することとします。
役員(ジェンダ ー平等執行委員、書記長、副 書記長)も全組合員からの公 募となります。
掲示板
困りごとは組合に相談を
府高への相談が増えています。困りごとの相談は組合員 の権利です。大いに活用して下さい。もちろん、未組合員の方の相談にも乗ります。
必要に応じ、教育委員会とも連絡・交渉し、解決にむけ努力します。府高だけで解決できないときは、京教組、全教、弁護士、医療、専門家などとも。
組合のネットワークはとても広く大きいのです。
なお早く相談して もらえば、より解決しやすいといえます。
問題が起これば速やかに連絡、相談を。
共済カフェの開催を
12月3日、A分会で共済カフェ(お茶、お菓子)が開催され、京教済の矢岸さんが共済制度の説明等を行いました。
当日、7人が参加し、火災保険や自動車保険の見積もり依頼がありました。最近の関心事として自転車保険の話も出ました。この分会では今回参加できなかった人のために2回目も実施予定とのことです。
今年度の総合共済加入は、本日時点で京教組全体247 人(府高37 人)、2024年度新採では115/733人(府高では26 人)の加入となりました。
京共済とは:京都の教職員の福利厚生を充実させるために、相互扶助の精神による自主的な共済事業を行なっています。自動車保険やがん保険等、教職員と家族を守るための事業も取り扱っています。くわしくはココから